使うと便利なフィルター Web パーツ

インフォシェア株式会社 小林茉利奈


みなさま、こんにちは。インフォシェアの小林と申します。
本稿では、フィルター Web パーツについてご紹介いたします。

 

Web パーツとは、リストやライブラリと連携して画面を表示したり、画像等を挿入したりすることができる画面の構成部品のことです。(「ドキュメント ID を使ったドキュメント管理」の記事で少し触れています。)
サイトのトップ ページにサイト内のよく使うリストやライブラリの Web パーツや、検索 Web パーツ等を追加してサイトのレイアウトをデザインするために使われます。

今回ご紹介するフィルター Web パーツは、既存のリストやライブラリのビューをフィルターする機能を持ちます。
例えば、ログインしているユーザーに基づいてリストやライブラリのビューをフィルターしたり、ユーザーが指定する値に従ってフィルターをしたりすることが可能です。

 

では、実際に下図の「営業部」サイトを、見積番号をもとにフィルターしてみたいと思います。

≪営業部サイト≫

 

いかがでしょうか?上記の例のように、共通した列の値を持っている場合はフィルターWebパーツを設定すると便利そうです。
SharePoint はフィルター Web パーツ以外にもビューやメタデータナビゲーション、検索機能が充実しています。用途に合った機能を使用することで業務の効率がアップしますので、是非さまざまな機能を試してみてください。

 

 

■参考

フィルター Web パーツについてより詳しく知りたい方は、下記を参考にしてください。

フィルター Web パーツを使用する(SharePoint Server2010):
 https://support.office.com/ja-jp/article/フィルター-Web-パーツを使用する-4175689b-05c7-423e-9299-a74665281ea6

 

以下では、フィルター Web パーツの設定方法をご紹介します。

 

(1)設定方法

※既にフィルターを行いたいリストまたはライブラリがページ内に存在していることを前提にしています。

1.Web パーツを挿入したいページを開きます。

2.[設定]をクリックし、[ページの編集]を選択します。

 

3.Web パーツを挿入したい場所をクリックし、カーソルを置きます。

4.画面上部の[挿入]タブをクリックし、[Web パーツ]を選択します。

 

5.カテゴリセクションから[フィルター]をクリックし、パーツ セクションから挿入したいパーツを選択して[追加]をクリックします。

 

6.追加された Web パーツの右にあるメニュー(▼ボタン)をクリックし、[接続]-[フィルターの値の送信]-[フィルター処理を行いたいリストまたはライブラリ名]を選択します。

※メニューに[接続]が表示されない場合は、[Web パーツの編集]をクリックした後に再度メニューを開くと表示されるかと思います。

 

 

7.接続の選択画面が表示されます。接続の種類で[フィルターの値の取得]を選択し、[構成]をクリックします。

 

8.コンシューマー フィールド名で、フィルターを行いたい列を選択し、[完了]をクリックします。

 

9.ページ上部の[ページ]タブの[保存]をクリックします。

 

以上で設定ができました。